女性と図書館ジェンダー視点から見る過去・現在・未来
明治期から現在まで、図書館は女性にどんなサービスや資料提供を行ってきたでしょうか。戦前の図書館には婦人閲覧室があり、女性は男性と異なる扱いを受けていました。戦後公共図書館が増え、女性と子どもの利用者が増大します。1999年に男女共同参画社会基本法が制定され、各地に男女共同参画センターが開館。その一つである静岡市女性会館の図書コーナーも本書で紹介されています。図書館は知る権利を保障する機関ですが、行政のコスト削減の影響を受けやすいのも事実です。利用する皆さんにも図書館や男女共同参画センターの存在意義を考えていただければ幸いです。