14日夜、熊本の地震のニュースが飛び込んできました。この日の午前中、災害時に想定される女性会館の役割について、静岡市の危機管理部門でお話をうかがってきたばかりでした。小さな組織でできること、できないことを整理する助言をいただいたのですが、退出時、「まずは家の耐震と家具の転倒防止を呼び掛けてほしい」と声をかけられたのです。その言葉が実感として迫ってきました。

私ども女性会館も会員である全国女性会館協議会には、「大規模災害時における相互支援システム」が構築されています。現地の女性関連施設から、必要とされる支援等の情報がここに集まってきます。今後、皆様にご協力をいただく動きがあれば、随時お知らせしていきますので、よろしくお願いします。

もう一つ、「元祖カジダン・イクメンフォトコンテスト2016」のご案内です。チラシをよく見ていただくと、ファイナルの文字が。2009年度に全国に先駆けてスタートしたこのフォトコン、「カジダン」という表現も当館が使い始めたと聞いています。その後、一気に全国各地の自治体や女性センターに類似の企画が広がりました。社会的にも「カジダン・イクメン」が珍しくなくなったことで、一定の役割を果たしたのではないか、というのがファイナルの理由です。

実は14年度の「アイセル女性カレッジ・育休キャリアカレッジ」で、ある受講生が「イクメンが死語になるように」と書き残しています。父親が一緒に子育てをして当たり前の社会になってほしい、という気持ちの表れでした。そんな願いもこめて今回で一区切りします。締め切りは5月10日。どうぞふるってご応募ください。素敵なひと時の画像をお待ちしております。