去年大好評だったので、気をよくして今年もジェンダー川柳を募集しました。
なんと、全国346人から1,406句のご応募をいただきました。
その中から、第一次審査で265句、第二次審査で入選作品30句を選出。
現在入選作品の中から優秀作品を選ぶ投票を行っております。
まだの方はぜひこちらから投票をお願いします。
さて、その間、私は「AIテキストマイニング」というインターネット上のツールを使って、
第一次審査を通過した作品を分析してみました。その結果がこちら。

名詞が青、動詞が赤、形容詞が緑、感嘆詞がグレーで表示されています。
一般的な文書にはあまり使われないけれど作品の特徴としてよく使われている言葉が
重みづけをされて大きく表示されているそうです。
「イクメン」と並んで「テレワーク」が大きいのが、今年ならではの特徴でしょう。
入選作品にも、「ディスタンス」「マスク」「無観客」「休園」など、
タイムリーなキーワードが使われています。
一方、残念ながら選にもれてしまった作品も含めて分析してみると、
一番使われていた名詞は「家事」119回、次が「パパ」81回、「妻」80回。
「パパ」の「家事」への期待でしょうか。
動詞の中では「言う」が一番多くて55回、次いで「知る」が25回。
形容詞ではポジティブワードの「いい」「良い」が26回、17回で1、2位。
つまりは、みんながよく使うこれらの言葉を入れる場合は、タイムリーなネタと組み合わせないと
入選には手が届かないという結論に…。
今年は、選考委員長として、僧侶で落語家の露の団姫さんにご就任いただきました。

団姫さんの趣味は川柳、ジェンダーの視点も確かなものをお持ちで、
4年前に講演していただいたご縁もあって、快く引き受けてくださいました。
入選作品をご覧いただいたところ、早速「素晴らしい句がたくさんあり、感動しております!」と
メッセージをいただきました。
さて、どんな結果になるのか、7月1日の結果発表を私も楽しみに待っています。