2019年5月1日(祝・水)天気 晴れ
新年度がスタートして早1か月。
この間のトピックスと言えば、東京大学の入学式での上野千鶴子さんの祝辞です。
ネットやワイドショーなどでも話題になりましたからご存知の方も多いと思いますが、
全文は東大のホームページに掲載されていますので、ぜひご一読ください。
上野千鶴子さん祝辞
私の周りではこの祝辞に共感した人は多く、私も感動して涙したひとりですが
残念ながら共感できない人たちもいらっしゃるでしょう。
生きてきた時代やその人を取り巻く環境によって、価値観が異なるから仕方ありません。
3年ほど前、優秀な女性社員が集まる地元企業の経営トップが、
女性活躍推進法の成立を受けてのインタビューで
「私は三歳までは、母親に、子育てに専念させてあげたい」と答え
それが新聞記事として掲載され、大変驚いたことを覚えています。
女性が社会で活躍するための記事なのにですよ。まだまだ根強い「三歳児神話」※
その時の私の頭の中では、この記事を「踏み絵」にして、
背広姿の集団が「ふ、ふ、踏めません。お代官様~」と言っている場面を思い浮べていました。
(どうやら私にはかなり変な「癖」があるようです。)
私が「踏み絵」にしたのは、私個人の考え。
背広姿の集団というのも私の勝手な思い込み、私の妄想です。
でも実際に「踏み絵」をするわけでありません。
世の中には多様な考えがあるのは当然。ただ、個人の考えを強引に人に押し付けないこと。
たとえ、親子であっても、夫婦であっても、会社であっても。
まわりからの影響は、長い間にその人自身に刷り込まれていくこともあります。
親からの呪縛、夫からの呪縛、そして、自分自身の呪縛…
さて、この呪縛から逃れるにはどうしたらいいか。答えは3つ。
その1 女性会館の講座を受ける
その2 女性会館で相談する
その3 女性会館の図書コーナーで本を借りる
今年度の講座のスケジュールもほぼ固まりました。GW中でも図書コーナーは毎日営業中!
男性の「呪縛」にも対応できます。皆様のお越しをお待ちしております。
5月の青空のごとく、皆様の心も晴れやかに!
ジェンダー川柳も絶賛受付中!!
※三歳児神話について(平成10年版『厚生白書』より引用)
「三歳児神話(子どもは三歳までは、常時家庭において母親の手で育てないと、
子どものその後の成長に悪影響を及ぼす)には、少なくとも合理的な根拠は認められない」