全8回の男性カレッジ「団塊世代のための充実セカンドライフ」は9月で折り返し、後半に入りました。10月は「ちょっと先行く先輩」の経験談を聞く企画で、先日、パネリスト3人と打ち合わせをしました。 「妻が倒れて15年目になります」と話すAさんは70代前半。定年後も最近まで勤めを続け、その傍ら、趣味のエアロビクスと男性介護者交流会の活動に力を注いでいます。「家事も妻の世話も何の苦労も感じなかった。ただ、妻と意思疎通ができないことがつらかった」。気持ちを切り替えられたのは、趣味と男性介護者交流会で“愚痴が言えたこと”だそうです。 同じ70代前半のBさんは、長年、経理一筋、定年後はNPO法人に属して海外での事業に携わった後、現在は特技のそろばんを生かして、刑務所へ指導に赴き、地域の子どもたちにも教えています。 猛烈サラリーマンだったCさんは60代半ば。大学の社会人講座で「NPO的な生き方」を学び53歳で早期退職。福祉の世界で生き返ったように働く現在だそうです。 3人に共通しているのは、人が好きなことと若々しいこと。3人とも「一歩ふみだせばいいんですよ」と軽やかな足取りで帰られました。「おだっくい」と笑う静岡のシニア男性たち、格好いい。これからおだっくいなメンズを「オダメン」と呼んで流行らせませんか。(写真は6月の男性カレッジ第2回好感度アップ!男のシンプルファッション術)