講演は苦手だけれど…
5月は2カ所に伺いました。13日午後は富士市立看護専門学校へ。地方紙記者だった経験も含めて看護職に期待することをテーマに、という依頼でした。午前中に載帽式が行われたせいか、18歳から30代後半まで1〜3年生135人の表情はキラキラしています。
新聞記事からみえてくる看護職のイメージや女性会館の取り組みを紹介しながら、「大きな災害時にはその専門性が力を発揮するし、期待もされる」「病院は児童虐待や性暴力被害に遭った人が駆け込む場でもある。鋭敏な感度が必要」などと進めました。
終盤の質疑応答で、「いい看護をするためには自分自身が健康であること。寄り添う心だけでなく、公平性や知識、スキル、情報収集力も大事なのですね」と要点をまとめてくれたり、別の学生さんから女性会館が目指す課題解決型事業について「解決につながった例があれば教えてください」と直球の質問が出たり。若く優秀な援軍に大助かりでした。投げたボールが聞き手のグラブに収まり、力強く返ってくる。キャッチボールにも似た爽快感を胸に帰りました。
もう一カ所、23日はわが故郷、長泉町の観光交流協会総会へのお招きでした。昔は小中学校が一つしかなかったため、会長、事務局長はじめ参加者の多くは同窓です。うれしいやら緊張やら、幼なじみの協力で何とか終了。「子育てしやすい町」「若い世代が移り住む町」で知られる町の戦略や工夫にも触れることができ、秋スタートの長期講座のヒントをもらいました。
結局のところ、二つとも、私がお話ししたより多くのお土産をいただいたという結論です。