子どもたちと言えば、6月中旬に近くの高校に出向く機会がありました。今年度は初の試みとして、近隣の学校と協働で女子高校生向けの「ライフキャリアデザイン」をテーマにしたプログラム開発に取り組んでいます。私が担当するのは前職の経験を生かしてメディアリテラシーの授業(写真上)、もう1人の職員はデートDV防止の啓発の授業(写真中)。その翌週は2年生を対象にした「働く女性の話を聞く会」(写真下)にカメラマンとして参加しました。
高校生に授業をするのは大学時代の教育実習以来、四十数年ぶりです。出来栄えはいまひとつでしたが、興味を持ったとたん食いつく反応が面白く、感想の中にも若者らしいエッジの効いた文章があり、うれしくなりました。そのいくつかを紹介させてくださいね。
◇「世の中の女性の間で流行しているものを〈○○女子〉なんかでまとめてほしくないと以前から思っていました。(中略)自分の意見をちゃんと持ち、自信を持って主張できるところはしていきたい!」(高1「メディアリテラシー」編)
◇「互いを尊重し考えられる関係は、彼氏彼女はもちろん、いろいろな人間関係でも大切だと思う」(高1「相手と自分を大切にする恋愛」編)
◇「(前略)〈仕事は楽しむもの〉という言葉は、今日の講座で一番ためになる話でした。私は楽しむために将来の夢を決めました。〈それでいい〉と言われたみたいでうれしかったです」(高2「働く女性の話を聞く会」編)


