「はあもにい」のスタッフブログには、避難所を回って暴力防止啓発チラシと物資を配布し、内閣府の避難所チェックシートをもとに聞き取り調査を行うなど、男女共同参画の拠点施設ならではの懸命な取り組みが紹介されています。ただ、8日からは避難所の集約に伴ってセンターが避難所として約100人を受け入れることになったとのことで、それまでのような活動ができるか気がかりでした。
でも、老婆心でした。数日後には仙台市の男女共同参画推進センター「エル・パーク」館長、せんだい男女共同参画財団の理事長のお二人が「はあもにい」を訪れ、東日本大震災の経験談や復興に向けてのアドバイスをされたことと、それを受けたスタッフの真摯な言葉が綴られていました。阪神大震災以降、女性たちの取り組みが蓄積され、手渡されていく姿を見るような気がしました。
現在、さまざまな団体の協力を得て、性被害・DVの啓発事業、支援者支援、母子の心のケア、防災等の事業計画を進めているそうです。
当館も少しでもエールを送りたいと4月末から図書コーナーで「女性と災害―熊本地震 わたしたちにできること」をテーマに特設展示を設けました。書籍や資料約30点と新聞記事の切抜きを展示しています。どうぞお越しください。


