館長になって早いもので１年が過ぎました。
１年を振り返ると、官僚のセクハラ事件や医学部入試の男女差別問題等が相次ぎ、それらを象徴するかのようにジェンダーギャップ指数は110位と低迷しています。

そんな風潮に抗して、女性会館では男性限定のコミュニケーション講座や
女性に対する暴力防止のメッセージを込めたダンスフェスなど新しいことにチャレンジしました。
メイン事業の女性カレッジは第15期生24人が修了しました。
最終回では「働く女子たちのすごろく」を発表したチームが審査員賞と会場賞の2冠に輝きました。
当事者目線で作られたすごろくは、今後様々な場面で活用されることを期待しています。

一方、故郷に帰るために年度末で女性会館を卒業するスタッフを見送りました。
女性カレッジの修了生からスタッフになり、約13年間一緒に働いた仲間です。
寂しさを感じながらも、故郷で男女共同参画に関わる仕事をしていくと聞いて嬉しく思いました。

さて、本日新しい元号が発表されましたね。
「令和」の時代には、ぜひ性別に関わりなく誰もが自分らしく生きられる時代になることを望みます。
女性会館も新しい時代の幕開けとともに、新たな展開を模索中です。
私にとっての第一弾は「谷口館長の甘辛日記」。
このネーミングはだいぶ前に決まっていたのですが、ようやくスタートする運びになりました。
甘いものが好きな館長が辛口のコメントをするとか、しないとか…
確かそんなことが理由だったような気がします。
“月1アップ”を目指してがんばります。
新しい時代も女性会館をよろしくお願いします。