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親の介護をする前に読む本(オヤ ノ カイゴ オ スル マエ ニ ヨム ホン)

書名 親の介護をする前に読む本(オヤ ノ カイゴ オ スル マエ ニ ヨム ホン)
種別 図書
編著者 東田 勉∥著(ヒガシダ ツトム)
出版社 講談社
出版年 2016.12
出版地 東京
大きさ 18cm
ページ数 253p
ISBN 4-06-288403-7
分類 369.26

いつかは直面するかもしれない、親の介護。本書は、ありそうでなかった介護家族のための入門書である。優良施設を見分ける方法、実際に掛かる介護費用、介護保険活用の裏技、平穏死を迎えるために家族ができること等、介護で行き詰まらないための知恵や必要なことが分かりやすく書かれている。

「事前に必要な知識を持っていれば、こんなに苦しまなくてもよかったのに」。著者が取材した多くの家族介護者の声に胸が詰まる。当事者にしか分からない介護の大変さは計り知れないが、実際、何も準備しないで立ち向かえるほど介護は甘くないと著者はいう。

家族介護者(ケアラー)というと妻や娘、嫁がイメージされがちだが、今や3割は男性。また障害や認知症などいくつもの問題を抱えた世帯で一人が複数人を介護する「多重問題世帯」や実家を離れないシングル層の出現で、介護者像も変貌しているという。男性や若いケアラーは、困窮しても周囲や公的機関に助けを求めたがらないことも深刻だ。「育児であれば先が見えるが、介護の先行きは誰も見通せない」だけに「ケアする人のケア」が必要になってくる。

一方で、介護施設の現場では、小規模施設における職員の一人夜勤の問題等も切実だ。著者は、日本の多くの介護現場では「介護」とは言えない、手抜きによる「後始末」が行われていると危惧(きぐ)している。介護に必要なのは、これまで継続してきた生活習慣をわざわざ壊すような「特別な方法」ではなく、老いや障害で継続できなくなった生活習慣を何とか回復させようとする「特別な工夫」だと訴える。

本書を読み、介護についてまったく無知だった私が、これは自分自身の問題と気付いたことが収穫だった。そして著者曰く「もう親の介護は終わったよ」という人にも役立つところがミソ。実はこの本、「自分の介護が始まる前に読む本」でもあるのだ。(久保田さきの)

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