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愛着障害(アイチャク ショウガイ)

書名 愛着障害(アイチャク ショウガイ)
副書名 子ども時代を引きずる人々(コドモ ジダイ オ ヒキズル ヒ)
種別 図書
編著者 岡田 尊司∥著(オカダ タカシ)
出版社 光文社
出版年 2011.9
出版地 東京
大きさ 18cm
ページ数 313p
ISBN 4-334-03643-0
分類 493.76

人間が幸福に生きていくうえで、最も大切なものが安定した愛着だという。愛着とは、人と人の絆を結ぶ能力であり、人格の最も土台の部分を形造っている。従来、愛着の問題は、虐待を受けた子どもたちの問題として扱われることが多かった。
本書は、発達障害を抱えた若者の治療に関ってきた筆者が、子どもだけではなく、大人にも潜む「愛着障害」を理解してもらうため、愛着の形成からパターンやスタイルを解説している。また著名人の人生をひも解きながら、愛着障害が生まれる要因や背景についても考察していて興味深い。夏目漱石、川端康成、太宰治、オバマ大統領やあのスティーブ・ジョブズも愛着障害だったというから驚きだ。
「人に気を使い過ぎる」「親しい関係が苦手」「拒否されたり、傷つくことに敏感」など、思い当たる人はいないだろうか。実はその裏側には、愛着の問題がひそんでいるという。愛着の安定性やスタイルは、対人関係だけでなく、その人の生き方や関心、恋愛や子育て、ストレスに対する耐性や生涯の健康にまで関わってくるという。さらに筆者は、愛着は重要な問題であるにもかかわらず、精神医療には「愛着」という視点が抜け落ちていたと指摘。愛着の問題が深刻なほど、従来型の心理療法では効果が得られにくいことも説いている。
では、愛着の傷をいかに修復していくのか。最終章、その手がかりとなる方法に希望が見える。「愛着障害を克服するということは、1人の人間として自立すること。必要な時には人に頼ることができ、だからといって相手に従属するのではなく、対等な人間関係を築くことができること」だと筆者はいう。
長年、生きづらさを感じている人やそうでない人も、自分を深く見つめ直すことができる1冊だ。
(久保田)

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