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女の子は本当にピンクが好きなのか(オンナノコ ワ ホントウ ニ ピンク ガ スキ ナノカ)

書名 女の子は本当にピンクが好きなのか(オンナノコ ワ ホントウ ニ ピンク ガ スキ ナノカ)
副書名 Think PINK(シンク ピンク)
種別 図書
編著者 堀越 英美∥著(ホリコシ ヒデミ)
出版社 Pヴァイン
出版年 2016.3
出版地 東京
大きさ 19cm
ページ数 247p
ISBN 4-907276-47-8
分類 367.1

「派遣社員で二児の母」という著者による本書をとても興味深く読んだ。

染色技術の進歩によりピンクが衣類に使われるようになったのは17世紀以降。当時ヨーロッパでは男性貴族が女性以上に着飾っており、男女の別なくピンクを着用していた。

「ピンク=女性の色」という固定観念の歴史は意外にも新しい。由来は19世紀フランスの、新生児の女児にピンクの、男児にブルーの服を着せる習慣だ。少なくともアメリカでピンクが女性の色として広がったのは第2次世界大戦以降という。世界中どの国旗にもピンクは存在せず、血生臭さからも心理的に遠い色だ。ピンクは戦時中に女性が工場で着ていたブルーの作業着(ジーンズ)からの解放であり、戦時に疲れた男性を癒やす家庭的なイメージとも結びつけられた。1960年代のウーマンリブ運動で、「女の子はピンク、男の子はブルー」というジェンダー規範は批判のターゲットとなるが、超音波検査で出産前に性別が分かるようになった80年代に、ピンク&ブルーの乳幼児製品が再び市場に出回り始めたという。

アメリカでは若い理系女子がプロデュースした、女児が理系分野を学べる玩具が登場している。イギリスでは保護者を中心に、玩具や玩具の色を性別で区分しないでと要請する運動や、児童書を男女別に分けることに反対する運動が起こっている。

バービーが獣医、ビジネスコンサルタントから大統領まで135の職業に就いている一方で、リカちゃんの職業は看護婦、プリンセス、ドーナツチェーン店員やピザ屋の配達員など「ピンクカラー」や非正規の職業だそうだ。「ピンクカラーの罠・日本女性の社会進出が遅れる理由」など、

後半は日本の社会のジェンダーの問題を独自の視点で分析。大ヒットを記録した『アナ雪』『妖怪ウオッチ』がどちらもアサーティブな(相手も尊重しながら自己主張する)男女を描いていることに、希望を見出している。

たかがピンク、されどピンク。

あなたはピンクが好きですか?(遠藤純子)

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