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女たちの王国(オンナタチ ノ オウコク)

書名 女たちの王国(オンナタチ ノ オウコク)
副書名 「結婚のない母系社会」中国秘境のモソ人と暮らす(ケッコン ノ ナイ ボケイ シャカイ)
種別 図書
編著者 曹 惠虹∥著(チュウ ワァイホン)
出版社 草思社
出版年 2017.12
出版地 東京
大きさ 19cm
ページ数 263p
ISBN 4-7942-2316-6
分類 382.2237

中国南西部の奥地で母系社会を営む「モソ人」をご存じだろうか。雲南省と四川省の境にある美しいルグ湖のほとりに住むモソの人々の社会には、結婚も夫婦も父親もないという。
著者は、世界有数のファンド企業内弁護士としてキャリアを重ねた女性である。早期リタイア後、モソ人の世界に魅せられて、家を建て暮らしはじめた。都会育ちの独身女性が辺境の地に飛び込んで体験した驚くべき生活とはどのようなものだろうか。
 モソの「家母長制社会」は、祖母、娘、孫娘と代々直系の女性が家長となる。娘の兄弟姉妹と、娘とその姉妹が産んだ孫は皆祖母の家に住む。娘の相手は、よその家から通ってくる愛人で、関係を持った後自分の家に帰っていく(「走婚」という)。娘との間に生まれた子の、父親としての責任も義務も発生しないという。それだけ聞くと、うらやましいと思う男性もいるかもしれないが、モソの男たちに課せられる役割は大きい。女性は命を生み出す性なので、「死」から遠ざけられる。家畜を屠らないし、葬儀の際、遺体に触らない。不浄のことは男性の仕事だ。
 母系社会であるのだが、男性の地位が低いわけではない。男性中心の中国社会と違ってはるかに平等主義だという。モソの男は自分の姉妹が産んだ子どもたちに対しては、「おじ」として指導するという重大な役目を担う。子より姪、甥が重要とはとても興味深い。
 「女の子を甘やかし、(しかし)男の子は軽んじない」という
社会は、とても居心地が良さそうだ。近年、経済発展の波が
押し寄せ、もはやファンタジーの世界なのかもしれないが、
いつまでも残ってほしいと願う。(石割友子)

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