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危機の現場に立つ(キキ ノ ゲンバ ニ タツ)

書名 危機の現場に立つ(キキ ノ ゲンバ ニ タツ)
種別 図書
編著者 中満 泉∥著(ナカミツ イズミ)
出版社 講談社
出版年 2017.7
出版地 東京
大きさ 19cm
ページ数 252,3p
ISBN 4-06-220629-7
分類 329.33

中満泉さんのことを知ったのは、5月の静岡新聞掲載「時の人」だったと思う。国連の軍縮担当上級代表に就任した中満さんを紹介する記事だった。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に入り、人道支援活動に取り組んだこと、民族紛争が続く中、地域住人と会話を交わしたことなどが書かれていた。世界を舞台に活躍する優れた日本人女性がいるのだなあ、と感心した。

本書には、21歳のときに初めて海外に出てから現職に就く前までのことが書かれている。中満さんは2女の母であるが、10代の娘さんと同世代の若い人たちへ向けた力強いメッセージがたくさん詰まっている。(漢字にはすべて振り仮名が振ってあるので、小学生も読めます。)

「国連で働きたい」と漠然と考えている若い人は少なからずいると思う。中満さんもそうだった。高校生のときの「夢」がアメリカ留学を経て、「努力すればできる」という確信になり、猛勉強してUNHCRへ入った。初任地トルコではクルド難民危機の対応を経験し、旧ユーゴスラビア紛争真っただ中のボスニアの首都サラエボへも赴任した。砲弾が飛び交う現場で、防弾チョッキを身に着け走り回り、避難民を救うための現地政府や軍の幹部との交渉はときに怒鳴り合いになることもあった。「危機対応は現場主義」の行動指針は、国連難民高等弁務官だった緒方貞子さんに鍛えられたことだという。

国連を離れた時期もあったが、結婚し、2児の出産、子育て後、国連に復帰し、国連平和維持活動(PKO)局の部長としてシリアやアフガニスタンも主管した。訪れた国は115カ国にのぼるそうだ。

中満さんは、世界の「誰一人取り残さない」という理想の実現を目指し闘い続けている。高い志を持った若い人たちが彼女に続いてくれることを願ってやまない。(石割友子)

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