トップページ > 本をさがす > ワンオペ育児

ワンオペ育児

書名 ワンオペ育児

「ワンオペ育児」という言葉が世に出たのは2014年頃。

本書は気鋭の社会学者が、首都圏に在住する幼い子どもを育てる女性とその周囲の人たちを観察し、話を聞きまとめた一冊だ。

ライフスタイルは違っても母親は「ワンオペ育児」に共感する。それは新自由主義的な流れの中で、自己責任の考え方が氾濫(はんらん)していることとつながりがあると著者は言う。核家族化が進み、育児は家族が責任を持てと言われ、誰かに頼ろうとすると甘えていると非難される。育児をしている多くの人が何かしら孤独や不安を感じ、誰かに助けてほしいと思っていながらも、一人で乗り越えるしかない状況に置かれているからこそ、たった一人でブラックな働き方をするワンオペ育児が胸に響いたのだという。

早朝から夜遅くまで、家事に育児に仕事にと一日中働きづめ。著者が述べるワンオペ育児世代の特徴はあまりにも切ない。ただ本書は母親たちのつらさだけを書いたものでは決してない。インタビューを元に、現在の育児の現状をありのまま伝えた上で、育児を

する女性たちを取り巻く環境などをデータとして客観的に分析し解決策も提示している。育児中の母親はもちろん、子を持つ夫や、育児中の部下を持つ上司にもお勧めしたい。身近にいる子育て中の女性の心情と現状を理解するのにもってこいの一冊だから。(松永裕美)

予約申し込み

  • アンバサダー.
  • 視察のご案内
  • インターンシップ(職業体験)のご案内

静岡市女性会館

〒420-0865
静岡県静岡市葵区東草深町3番18号
TEL 054-248-7330

休館日

7/9(月)、7/23(月)

8/13(月)、8/27(月)

図書整理日により図書コーナーのみお休み

7/30(月)、10/29(月)

  • 女性会館の概要
  • 交通アクセス