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キャリア教育のウソ(キャリア キョウイク ノ ウソ)

書名 キャリア教育のウソ(キャリア キョウイク ノ ウソ)
種別 図書
編著者 児美川 孝一郎∥著(コミカワ コウイチロウ)
出版社 筑摩書房
出版年 2013.6
出版地 東京
大きさ 18cm
ページ数 190p
ISBN 4-480-68899-6
分類 375.6

若年雇用問題が露見した2000年代以降、学校教育の現場でキャリア教育が推進された。
 著者は小中学校の「やりたいこと」重視のキャリア教育を疑問視する。「『やりたいこと』『やれること(個人の能力や適性)』、現実の社会のなかで『やるべきこと』の視点のバランスを考え、3者が交わるところで進路決定すれば、実現可能性は高まるだろう」という指摘には、共感を覚える。
 大学では「正社員モデル」を前提としたキャリア教育が行われており、大学にとっては就職率をあげることが、生き残り競争の道具になっているという側面もある。大学をフォローするキャリア教育ビジネスもにわかに活況という。
 しかし、キャリア教育や学生の努力如何に関わらず「構造的に」何割かの非正規雇用が生み出される現実を見据えたキャリア教育に転換すべきと著者は言う。例えば、多様な非正規雇用の実態、メリット、デメリットについてや労働法の学習、公的な職業訓練や求職者支援、相談機関の情報提供などである。
 日本社会の転換期といわれる時代。若い人たちには、自分の軸を捜しながら、自らの進路を見つけて欲しいと思う。(遠藤純子)

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