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谷口館長の甘辛日記

2020年1月17日(金)天気 くもりのち雨

静岡市主催のダイバーシティ in  静岡にて、
UN Womenが展開するHe For Sheキャンペーンに私も賛同の宣言をしました。
何度やってもなれないスピーチ。でも思いは伝えたいので、ここに書き記します。


女性会館は、今から28年前の1992年に市内で活動する女性団体が連帯し、
熱心に要望して設置された施設です。
その女性会館に指定管理者制度が導入され、
私たちのNPO法人男女共同参画フォーラムしずおかが管理運営を行うようになって
丸13年が経とうとしています。

私たち法人は、女性会館で実施された人材育成講座「アイセル女性カレッジ」の
1期から6期までの修了生有志が集まって設立しました。
それまで利用者だった私たちが女性会館の担い手になり、
利用者の目線にたった運営を心掛けております。

女性会館というと、よく聞かれるのが「男の人が行っていいの?」
もちろんです。女性を取り巻く問題は、女性だけでは解決できませんし、
男性にもまた男性特有の課題があります。
そのため、私たちは男性を対象とした講座も毎年実施しています。
まさに、真のジェンダー平等達成のための地域の拠点となっているのが女性会館なのです。

個人的なことを振り返ってみれば、
中学から大学までを女性ばかりの中で過ごし、どんな役割も女性たちで担ってきました。
社会人になってみると、基幹業務は男性が行うことが当たり前でしたが、
私に任せてくれた男性上司もいました。
私たちがNPOを作って、女性会館の運営主体になることに背中を押してくれたのも
当時の男女共同参画課の男性課長でした。
心ある男性が、チャンスを奪うことなく、惜しみなく助言し、
応援してくださった結果、今の私たちがあります。
こうした人たちの行動こそHe For Sheではないでしょうか。
性別に関わりなく、チャンスは平等に。
与えられたチャンスは逃さずに挑戦することの大切さを、私たちは身をもって実践してきました。

さて、静岡市も推進しているSDGsのキーワードは「誰ひとり取り残さない」です。
私たちが女性会館の運営を始めて10数年の間に、
女性を取り巻く環境は大きく変わり、働く女性が増えました。
しかし、その半数以上はパートや派遣などの非正規労働者です。
正社員においても、女性の賃金は男性の7割と格差が大きく、
平等への道のりは険しいことも実感しています。
また、女性会館の相談室には、
パートナーの暴言や暴力、職場でのハラスメントに悩む相談も多く寄せられています。
このような人権侵害に対する社会の甘い風潮も変えていかなくてはなりません。

すべての皆さんに呼び掛けます。

ジェンダー差別に関し、
どんな些細なことでも、違和感や理不尽さを感じたとき、
臆せずに声を上げてください。
私たち女性会館は、その声を逃さないようキャッチしサポートします。

令和2年1月17日 静岡市女性会館館長 谷口年江

【過去の日記はこちら】
2020年1月5日(月)天気晴れ
2019年11月24日(日)天気晴れ
2019年11月2日(土)天気晴れ
2019年9月15日(日)天気晴れ
2019年8月9日(金)天気晴れ
2019年7月5日(金)天気くもりのち雨
2019年6月15日(土)天気あめ
2019年5月1日(祝・水)天気晴れ
2019年4月1日(月)天気晴れ

元新聞記者の川村前館長による『徒然日誌』アーカイブスはこちらからご覧いただけます。

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静岡市女性会館

〒420-0865
静岡県静岡市葵区東草深町3番18号
TEL 054-248-7330

休館日

1/13(月)、1/27(月)
2/10(月)、2/24(月)
図書コーナー休室
12/24(火)~1/12(日)

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